ドールを飾るための棚を買いました
今から2年前の2019年、私はドールを飾るための棚・いわゆるドール棚を買いました。
以前使用していたのブログでは棚の購入に至る経緯から発注、納品の流れまで事細かに書いたのですが、ここでは備忘録程度にとどめておこうと思います。
ドールを飾るための棚が欲しくなった訳
購入に至った理由としては、大きく分けて3つありました。
- 単純に収納場所として確保しておきたい
- いつでも外から見えるように飾りたい
- 猫からの避難場所
中でも一番はやはり「いつでも外から見えるように飾りたい」という気持ちが大きかったのが決め手でした。
ドールを収納するための方法は千差万別、様々なものがあると思いますが、我が家ではそれまで棚に遮光カーテンを付けた場所に飾っていました。なので当然、普段は外側からはカーテンを捲らない限り見ることはできません。
撮影や外に連れ出す時だけ出して、後は暗い遮光カーテンの中。それが少し……いや、結構寂しかったので、外からいつでもドールを見ることができるようなガラス張りの扉がついた棚を買うことにしました。
ドール棚の条件
ドール棚を購入するにあたり、条件としたのは以下の4つ。
- 扉はガラス、外から中が見えるようになっていること。
- 部屋に合うよう、クラシックな外観であること。
- 人形を3~5体は飾ることができること。
(奥行き40cmは必須。高さと横幅は飾るスペースによる) - 撮影スペースとしても使用できること。
これらの条件を踏まえ、最初の予算は6万円くらいで探しました。
が、しかし。
探せども探せども見つからない。
値段を予算内にすると希望のサイズや外観を得られず、希望のサイズや外観を基準にすると途端に予算外になり……。
つまり、私の希望と予算とがまったく釣り合っていなかったのです。
という訳で、早々に作戦変更を余儀なくされました。
ドール棚に求める条件を譲ることができない以上、予算の方を見直すしかなく……というよりも、途中から予算のことはあまり考えず(現実逃避ともいう)、とにかく希望の条件に合う棚を探しました。
キヤアンティークスでの出会い
棚を探してはや数日後、出会いは唐突にやってきました。
キヤアンティークスというアンティークショップの在庫リストの中に、どうもいい感じに見える棚を見つけたのです。今思い返すとあんまりよく覚えていないのですが、運命的にビビッと来たというよりは、「なんかこの棚、良さげだなア」くらいのふんわりした気持ちでした。
でも見つけてからの行動は早かった。
友人Fさんを巻き込み、在庫のある神奈川県藤沢市の店舗まで実物を見に行くことにしました。
良く晴れた日で、とても暑かったことを今でもよく覚えています。
店内の写真は撮っていないのですが、中に飾られているものはすべて商品とのこと。
お目当ての棚は1階の入り口の近くに飾られていました。
サイズは高さ2110cm、横幅1120cm、奥行き44cm。
扉がガラスになっていて、装飾もクラシカル。
無駄な仕切りもないので撮影スペースとしても十分使用できる。
はじめに決めた条件はすべて満たしていました。
ただ、この時の私はすぐにこの棚を買うと決めた訳ではありませんでした。
棚の写真とサイズ等の情報が印刷された紙をいただき、一度店を出て、近くのレストランへ。
ランチを食べながら、一緒について来てくれたFさんと一緒に買うべきか否かを悩みました。
店を出てすぐの時は、ランチを食べてこのまま藤沢を後にしようとしていました。
でも何となく、このまま家に帰ったらあの棚との縁はなかったことになってしまう、そんな気もしていました。自宅から藤沢まで、電車を乗り継いで更にタクシーに乗る、という小旅行のような道程がそんな気分にさせたのかもしれません。
結論として、ランチを食べ終えた後、私たちは再びキヤアンティークス藤沢店へ戻りました。
Fさんに「行こうよ!」と背中を押してもらえたのも、かなり心強かったです。
(一人で行っていたら、すごすご帰っていたかも……)
店に戻った時には、もうほとんど覚悟は決まっていました。
「この棚を買おう」
そう一度決まってしまえば、後はトントン拍子に話が進みました。
配送のことや納期のこと、内装のこと、ドールを飾る旨を相談して実際に中に飾らせてもらったりもしました。
ちなみに内装とは棚板の枚数や、背板部分に貼る布のことを相談しました。
元々背板部分には何も貼っておらず、木製の板が見えている状態だったのですが、Fさんがここに布を貼れないかと聞いたところ、有料で貼ってもらえるとのこと。貼ろう貼ろう!と盛り上がり、店内に在庫から青地に花柄の布を選びました。
ちなみに納期は1か月後となりました。
ドール棚、ついに納品
先ほど納期は1か月後と書きましたが、実際に我が家に届いたのは1か月半後でした。
というのも、その頃の私が日中あまり電話に出ることのできない状況だったため、具体的な納品日を決める段階でなかなか話を進めることができなかったのです。
その節は本当に申し訳ありませんでした……。
当日は13時30分頃に職人さん二人で家に来ていただき、棚を運び込んでもらいました。
ちなみに、そのままだと大きすぎて家のドアから入れることができないので、棚は3分割して運び込まれました。
(元々上部の飾り、中央の棚部分、下部の引き出し部分に分かれるようになっている)
我が家に設置された棚がこちらです。
横からはこんな感じ。
元々この場所には天井まである大きな本棚が置いてあったのですが、そちらは搬入前に職人さんが解体してくれました。かなり大きな棚だったので素人目では解体どころか動かすことも困難に思えたのですが……やはり本職の方はすごい。
ドール棚を買った感想
「買ってよかったなア!」の一言に尽きます。
中にドールを飾って写真を撮るとこんな感じです。
たくさん悩んだのと同じくらい、たくさん楽しんでワクワクしながらお迎えしたドール棚。
これからも大事にしたいと思います。
キヤアンティークスの皆様、友人Fさん、本当にありがとうございました。